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Japanese

人間は消費の産物:資源に限りのある世界での持続可能な消費

In アジア太平洋における持続可能な消費と生産:資源制約を乗り越えてアジアは豊かさを実現できるか 2010 Series: 2010-06

本章では、白書の全体的なコンセプトを概観し、アジア太平洋地域における持続可能な消費と生産(SCP)の重要課題を検討する。主要なステークホルダーに共通の問題を提起した後、各章でのテーマについて紹介する。

―本白書では、持続可能な消費は持続可能な生産を推し進めてアジア経済の構造変化をもたらす可能性があり、それが好循環を生み出すことで、持続可能な消費の増加がいっそう進むことになる、という包括的な仮説を提起する。

―先進国の一人当たりの消費と生産の水準で生活することを期待しながら、人口の無制限な増加を続けるのは不可能である。

―国の発展につれて、消費と生産には選択の余地が生まれ、いつまでもその国の従来のライフスタイルを選択し続ける必要はなくなってくる。

―中産階級消費者が過剰消費に走りがちだという点に注目したからといって、貧困軽減の重要性を軽視することにはならない。それは貧困層と関係のない問題ではなく、貧困層が豊かになった場合にどのような消費行動をとるかに関わる問題である。

―アジア太平洋地域の全政府の政策上の課題は、いかにして持続可能な消費と生産を可能にする条件を創り出すかである。

(Hayama, Japan) Page Information:
p1-20