Non Peer-reviewed Article
Journal of Rural Planning
Topics: Region/Country: Language:
Japanese

自然資本・生態系サービスを巡る科学と政策のインターフェイス(SPI)

In 農村計画学会誌 36(1) 2017-06

生物多様性及び生態系サービスに関する政府間科学政策プラットフォーム(IPBES)では、生物多様性と生態系サービスの評価や将来予測などを通じて、科学的な知見の政策活用を強化するための取組が進められている。とりわけ農業開発や都市化を含む社会経済の発展が著しく、これに伴って生物多様性や生態系の劣化が急速に進むアジア地域では、人間と自然が相互に作用し合う社会・生態システムの統合的な分析や将来予測・評価などの科学的根拠、ならびに科学的根拠を政策に有効活用するしくみを強化していくことが求められている。近年の研究では、科学と政策との接点が科学・政策インターフェイス(SPI)と総称されているが、本稿ではまず、欧州での先行研究に基づいてSPIの定義や捉え方、SPIが効果的に機能するための要件等について整理する。次に、こうした研究成果から導き出されたSPIの「あるべき姿」や機能について、IPBESを例に解説する。そして最後に、筆者らが取り組んでいる、国際的枠組みや日本とアジア各国の関連政策に係るSPI強化に向けた研究の概要を紹介する。

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Publisher: 
農村計画学会
(東京) Page Information:
29-33
ISBN/ISSN:
0912-9731